ピアジェの理論、難しすぎ!『自己中心性』とか、言葉が硬くてピンとこないよ~!
とりぴーピアジェの理論は、難しい言葉がたくさん出てくるよね。
でも、イラストと一緒にひとつひとつ見ていけば、きっと『なるほど!』って思えるよ!
小児看護を学ぶ上で、避けては通れないのがピアジェの認知発達理論。
国試にもよく出る理論ですが、「言葉が難しくて、イメージが湧かない…」と悩んでいませんか?
この記事では、そんなピアジェの理論を可愛いイラストを交えながら、わかりやすく解説します。
子どもの「ものの考え方」の世界を、一緒に探検していきましょう!
ピアジェの思考発達段階4つのステップ

ピアジェは、子どもの思考力が4つの決まった順番のステップで成長していくと考えました。
ピアジェの考える思考発達段階、4つのステップは以下のとおりです。
国試対策では「感・前・具・形(かん・ぜん・ぐ・けい)」の頭文字で、4つのステップの順番を覚えてしまうのがおすすめ!
① 感覚運動期(0〜2歳):体で世界を知る

1つ目のステップは0〜2歳の感覚運動期。
生まれたばかりの赤ちゃんが、目で見たり、耳で聞いたり、手で触ったり、口でなめたりしながら、五感と体を使って世界を学んでいく段階です。
とりぴーそして、感覚運動期に獲得する大事な力のひとつが、「対象の永続性」。

対象の永続性は、「たとえ今、目に見えなくても、モノはそこに存在し続ける」と理解できる力のこと。
「いないいないばあ」で、ママの顔が隠れたり、タオルでおもちゃを隠されても、赤ちゃんが「また出てくる!」と分かって喜ぶのは、この力が育っている証拠です。
② 前操作期(2〜7歳):想像力が花開く

2つ目のステップは、2歳〜7歳の前操作期。
言葉を覚え始め、目の前にないものもイメージできる「象徴的思考」が発達し、想像力が豊かになる段階です。 「ごっこ遊び」が大好きになるのも、この時期の特徴ですね。

一方で、前操作期の思考には「自己中心性」という、可愛らしい特徴があります。
「自己中心性」はワガママという意味ではなく、「自分が見ている世界と、他人が見ている世界は違う」ということを、まだ理解するのが難しい状態のこと。
とりぴーたとえば、電話の向こうのおばあちゃんに、目の前のおもちゃを「これ見て!」と指差してしまうのは、まさにこの自己中心性からくる行動だよ。
③ 具体的操作期(7〜11歳):論理的な思考の始まり

3つ目のステップは7〜11歳の具体的操作期。
具体的操作期の時期である小学生くらいになると、目の前にある「具体的」なモノについては、筋道を立てて考えられるようになります。

具体的操作期で獲得するのが、国試で超頻出の「保存の概念」。
たとえば、同じ量の水を形の違うコップに注いでも、水の量そのものは「同じ」だと、見た目に惑わされずに理解できる力のこと。
とりぴー他にも、モノを順番に並べたり(序列化)、仲間分けしたり(分類)することも、上手になっていくよ。
④ 形式的操作期(11歳〜):見えない世界を考える

4つ目のステップは、11歳以降の形式的操作期。
形式的操作期になると、目に見えない「抽象的」なことも、頭の中で考えられるようになります。
たとえば、「友情」「平和」「正義」といった、形のない概念について深く考えたり、「もし〇〇だったら、どうなるだろう?」と仮説を立てて、論理的に結論を導き出したりすることもできます。
とりぴー大人の思考力が形式的操作期で完成するんだよ!
【国試のポイント】ピアジェの発達段階まとめ

看護師国家試験で問われるポイントは以下のとおりです。
ピアジェの思考発達段階の順番は「感・前・具・形」!
各時期に「何ができるようになるか」をセットで覚えよう!
- 感覚運動期 → 対象の永続性
- 前操作期 → 自己中心性、象徴的思考
- 具体的操作期 → 保存の概念、論理的思考
- 形式的操作期 → 抽象的思考
このポイントを押さえておけば、ピアジェの問題はもう怖くないはずだよ!
この記事を繰り返し読んで、しっかり覚えよう!
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