【図解】ファロー四徴症の4つの特徴と覚え方!なぜ蹲踞(そんきょ)で楽になる?病態と看護を完全攻略【国試対策】

とりぴー

ファロー四徴症(TOF)、名前も強そうだし、覚えることが多そうで苦手。

ファロー四徴症は、小児循環器の中で有名なチアノーゼ性心疾患で、国試でも実習でも遭遇率が高い「ボスキャラ」的存在。

クマ師範

丸暗記しようとするから苦手に感じるんだ! 「なぜ?」を知ればファロー四徴症は攻略できる!

この記事では、ファロー四徴症の4つの特徴と、「なぜその症状が出るの?」というメカニズムを、イラスト図解を使ってわかりやすく解説します。

▶動画でサクッと勉強!通学中の聞き流しはYouTubeがおすすめ!

目次

ファロー四徴症の「4つの特徴」覚え方

ファロー四徴症の「4つの特徴」覚え方

先天性心疾患であるファロー四徴症は、心臓に以下の4つの奇形が合併している状態です。

① 肺動脈狭窄(はいどうみゃくきょうさく)

ファロー四徴症の特徴① 肺動脈狭窄(はいどうみゃくきょうさく)

ファロー四徴症の1つ目の特徴が「肺動脈狭窄」。

右心室から肺へ向かう出口である肺動脈が、生まれつきすごく狭くなっていることです。

クマ師範

実は、肺動脈狭窄があることにより、ほかの奇形も起こってしまう!
ファロー四徴症の元凶みたいなものだ。

② 右室肥大(うしつひだい)

ファロー四徴症の特徴➁右室肥大

​ファロー四徴症の2つ目の特徴は「右室肥大」。

ファロー四徴症は肺への出口が狭い(肺動脈狭窄)ため、右心室は狭い隙間に向かって、ものすごい力で血液を押し出さなければなりません。

​毎日重いダンベルを持ち上げると腕が太くなるのと同じで、過酷な労働を強いられた右心室の壁(筋肉)が、分厚くマッチョになってしまった状態。

これが右室肥大です。

とりぴー

「肺動脈狭窄」があるから ➡ 「右室肥大」になる。セットで覚えよう!

③ 心室中隔欠損

ファロー四徴症の特徴③心室中隔欠損(VSD)

ファロー四徴症の3つ目の特徴が「心室中隔欠損」。

右心室と左心室の間の壁に、大きな穴(欠損孔)が開いています。

これが心室中隔欠損です。

④ 大動脈騎乗(だいどうみゃくきじょう)

ファロー四徴症の特徴④大動脈騎乗

ファロー四徴症の4つ目の特徴が「大動脈騎乗」。

本来は左心室から出ているはずの大動脈が右にズレてしまい、心室の穴の上にまたがっています(騎乗)

そのせいで、左心室だけでなく、右心室の静脈血まで吸い上げて全身に送ってしまうのです。

これが大動脈騎乗です。

💡 これ、全部覚えるの大変ですよね?

「スクショしても埋もれちゃうし、自分でまとめる時間もない…😭」

そんな人のために、重要なポイント・イラスト・看護の注意点を、A4用紙1枚にギュッと凝縮しました!

スマホ用の縦長画像もセットなので、電車の中でも復習できます◎

\公式noteで販売中(¥300)/

ファロー四徴症でチアノーゼが出る理由(右左シャント)

ファロー四徴症でチアノーゼが出る理由(右左シャント)

ファロー四徴症の最大の特徴は、唇や爪が紫色になる「チアノーゼ」が出ることです。

とりぴー

チアノーゼが出ないはずの「心室中隔欠損(VSD)」があるのに、なぜファロー四徴症ではチアノーゼが出るの?

クマ師範

ファロー四徴症はVSDとは逆の、右左シャント(右左短絡)の状態だからだ!

通常、心臓の圧力は「左心室 > 右心室」です。

しかし、ファロー四徴症は「肺動脈が狭くて通りにくい」ため、血液が行き場を失い、右心室の圧力が高くなります。

ファロー四徴症でチアノーゼが出るのはなぜ?(右左シャント・右左短絡になる理由)の図解

すると、血液は「右→左」へと心室中隔欠損を通って流れ込む、これが右左シャントです。

酸素の少ない「静脈血」が全身に回ってしまうため、ファロー四徴症ではチアノーゼが出現します。

なぜ「しゃがむ」と楽になる?蹲踞のメカニズム

ファロー四徴症はなぜしゃがむと楽になる?蹲踞(そんきょ)のメカニズム

ファロー四徴症の子どもが遊んでいる最中に、急にしゃがみ込むポーズをとることがあります。

これを「蹲踞(そんきょ)」と言います。

とりぴー

苦しいのになんでしゃがむの?

クマ師範

実は「蹲踞」は理にかなっているポーズなんだぞ。

蹲踞のメカニズム
  1. しゃがむことで、足の付け根や血管が圧迫される。
  2. 全身(下半身)の血管抵抗が高まり、血圧が上がる
  3. 全身に血液を送る「左心室」の圧力も上がる
  4. 「左心室 > 右心室」の力関係に戻り、右からの静脈血の流入(シャント)が減る。
  5. 行き場をなくした血液が、頑張って肺の方へ流れようとするため、肺血流量が増えて酸素を取り込める!

つまり、蹲踞の姿勢になることで、「自分で血管を圧迫して圧力を変え、酸素を増やしている」のです。

とりぴー

子どもの本能ってすごいんだね。

無酸素発作と看護

ファロー四徴症の無酸素発作のメカニズムと看護のわかりやすい図解

ファロー四徴症の赤ちゃんが激しく泣いたり、脱水になったりすると、肺への出口がさらにキュッと閉じてしまい、「無酸素発作」を起こすことがあります。

顔色が真っ青になり、意識を失うこともある危険な状態です。

💡看護のポイント
  • 赤ちゃんを落ち着かせる。
  • 胸膝位(きょうしつい)をとらせる。

※胸膝位とは?→赤ちゃんの膝を曲げて、胸に近づけるポーズ。蹲踞と同じ効果があります。

【その他の対応】

  • 酸素投与
  • 輸液(脱水改善)
  • 鎮静(とにかく泣かせない、安楽にする)

実習では、「患児を泣かせない工夫」や「脱水予防(水分摂取)」が重要な観察ポイントになります。

💡 これ、全部覚えるの大変ですよね?

「スクショしても埋もれちゃうし、自分でまとめる時間もない…😭」

そんな人のために、重要なポイント・イラスト・看護の注意点を、A4用紙1枚にギュッと凝縮しました!

スマホ用の縦長画像もセットなので、電車の中でも復習できます◎

\noteで販売中(学生応援価格の¥300)/

まとめ|ファロー四徴症は「圧力」で理解しよう!

ファロー四徴症の症状・看護・病態まとめ

ファロー四徴症のポイントをおさらいしましょう。

▼4つの特徴
  • 肺動脈狭窄
  • 右室肥大
  • 心室中隔欠損
  • 大動脈騎乗
▼チアノーゼが出る

右心室の圧が高くなり、静脈血が全身へ混ざるから。

▼蹲踞(そんきょ)

しゃがんで左心室の圧を上げ、肺への血流を増やす

▼ファロー四徴症の看護

発作時は落ち着かせて、「胸膝位」。

泣かせない・脱水予防が大事。

クマ師範

丸暗記は大変だが、「なぜ?」がわかれば症状から看護まで関連付けて覚えられるぞ!

noteでは、先天性心疾患の病態や看護のポイントをまとめた「攻略お守りカード」を配布しています。

スマホに保存して、国試や実習のお供に使ってくださいね!

動画でサクッと復習!​

この記事の内容を、アニメーションで分かりやすく解説したYouTube動画はこちら!

YouTube
【聞き流し】ファロー四徴症の病態と看護!国試に出る「4つの徴候」と蹲踞の仕組みを完全解説【小児看護】 「ファロー四徴症(TOF)、複雑すぎて意味わからん…」「なんでしゃがむ(蹲踞)と楽になるの?」「無酸素発作の看護ってなに?」そんな悩み、この動画1本で全部解決します...

通学中やスキマ時間の「耳学」にもおすすめだよ。

実習のお守り、持った?

とりぴー

小児実習に行く前に、これだけはスマホに入れておこう!

パッとわかる!

小児バイタル基準値&測定のコツ早見表

  • 👶 年齢ごとに色分けでわかりやすい!
  • 📱 ロック画面に設定して、焦った時にチラ見!
  • ✂️ 印刷してレビューブックにも貼れる!

学生応援価格 300円(カフェラテ以下☕️)でNoteで公開中! 実習の「お守り」をゲットしてね!

▼運営者:さくらい

元 小児科看護師のイラストレーター。臨床経験10年以上の看護師経験と、イラスト制作スキルを活かして、看護学生さんの「わからない」を「わかる!」に変えるお手伝いをしています。医療的ケア児の母でもあります。

→ プロフィールの詳細はこちら

YouTube⇒アニメで国試のポイントをわかりやすく解説中!

Instagram⇒サクッと学習できる国試対策を発信中!

⇒イラストのご依頼はこちら

コメント

コメントする

目次